違反者講習の通知が来ると、面倒でも受ける必要があります。
面倒だからと言って、受けないでいると
いろいろと面倒なことが起きてしまいます。
このページでは、違反者講習を受講するときの時間や
必要となる料金などや免許更新と同時にできるかなども
紹介していくことにします。
そもそも違反者講習って何?
違反者講習とは、免許停止になった人も
ある一定の条件を満たす場合は受ける必要がある講習です。
違反者講習を受けることで、本来は受けなければいけない
免許の停止等やその後の点数計算で例外的に扱われることになります。
また、軽微な違反者に対しても例外を設けることで
今後の安全運転に期待をするための制度となっています。
違反者講習を受ける対象者
・免許の点数が6点となっている
・累積内容が基礎点数3点以下の違反
・過去3年の間に違反者講習を受けたことがない人
・免許停止処分を受けたことがない人
違反をしたら通知が来るのかどうかですが
点数が6点になった場合は「配達証明郵便」で
連絡が来て講習を受けるようにという通知が来ます。
受講期間は、通知書を受け取った日から数えて1ヶ月です。
もし、1ヶ月以内に違反者講習を受けるのが難しければ
通知に記載している電話番号に問い合わせて事情を説明しましょう。
違反者講習を受けることで点数が除外されたり
処分前歴がなくなるので受けたほうが良いと言えますね。
違反者講習は任意になっていますが受けないと
免許停止処分を受けてしまうので注意が必要です。
違反者講習を受講するための料金
違反者講習の内容は、大きく分けて「実技コース」と
「社会参加活動コース」の2つに分類されます。
どちらも手数料が異なります。
また、都道府県によってはコースが多く分類され
東京都では4コースから選ぶことが可能です。
受講は、平日「9時~16時(12時~13時の1時間は休憩)」で
基本的には座学が3時間あり実車指導が3時間という形式です。
違反者講習は、免許更新のような若干ゆるい感じの空気ではありません。
たとえば、携帯電話を触ったり居眠りをしたりすることは
禁止されていて場合によっては、退場させられることもあるようです。
ちなみに、途中退場は講習が無効になるし
返金もされないということにります。
違反者講習にかかる料金
コース | 料金 | |
Aコース 実車による安全運転をするコース | 14,100円 | |
Bコース 交通安全活動を体験するコース | 9,950円 | |
Cコース 地域交通安全活動推進委員協議会の活動を体験するコース | 9,950円 | |
Dコース 社会福祉協議会の交通安全活動を体験するコース | 9,950円 |
種別 | 手数料 | |
---|---|---|
通知 | 850円 → 900円 | |
講習 | 実車指導 | 13,350円 → 13,200円 |
社会参加活動 | 9,200円 → 9,050円 |
ただ、選択できるコースというのは都道府県によって違うので
詳しい料金などやコースは各運転免許更新センターで
直接確認をしてみると良いでしょう。
違反者講習は免許更新同時にできる?
偶然、違反者講習と運転免許更新が重なった場合は
同時に受けることも可能になります。
その分時間がかかりますし手数料などの費用も別々になります。
まとめ
違反者講習の通知が来たら、通知が来た日から
1ヶ月以内に受けに行かないといけません。
もし、通知が来て1ヶ月以内に違反者講習を
受けることができないという場合は
通知に記載している電話番号に問い合わせると良いですね。
違反者講習は基本的に免許更新と同時にはできますが
手数料は別々で支払うことになります。
また、違反者講習の料金は都道府県によって
値段が違うので各免許更新センターで
直接確認をしてみると良いでしょう。
2016年7月には、警視庁での違反者講習で「さだまさし」さんの楽曲「償い」が
講習の中で流す取り組みをしていたようです。
知らない人は本当にびっくりするでしょうね。
この曲は、実話で交通事故で死亡した被害者の妻に対し
加害者の男性が7年間給料の一部を送金し続けたという話です。
これは、安全意識を高めるための取り組みと言われていますよ。
違反者講習は、免許証の累積特典がリセットされるので
メリットはあると言えます。
いろいろと生々しいビデオも見させられ
事故で人を死なせたときの取り返しのつかないということや
遺族の辛さなども知ることができます。
その結果、安全運転の意識も高まるということです。