交通ルール

煽り運転が罰則強化!具体的に変わった内容は?

煽り運転をする人というのは、急いでいるから
前を走行する車に道を譲れとアピールしているのだと思ってました。

このページでは、煽り運転にはどういう罰則があり
具体的にどのように罰則が変わったのかを紹介していきます。

煽り運転の罰則強化

「煽り運転」をする運転手は
交通違反による点数の累積がなくても180日間の免許停止になります。

現在の道路交通法では「6点以上」が免許停止で「15点以上」が
免許取り消しとなります。

また、煽り運転による異常に前の車に接近などは
「車間距離不保持」という交通違反となります。

一般道では「1点」の原点となり高速道路では「2点」の減点となります。

煽り運転というのは、昔からあったもので
今始まったものではありません。

私自身も、運転に不慣れな初心者時代に
乗用車に煽られた経験を持ちます。

煽る側の心理としては「早う走らんかい!」という
前の車の状況もわからずに考えるのでしょう。

 

今でも思い出すのが、以上に接近する車を
ルームミラーで見たときに写った
眉間にシワを寄せる怖い顔をした女性です。

異常なほど私の車に接近し蛇行運転をされ
煽って来たことを今でも思い出します。

昔でも異常に前の車に接近するのは違反で
「車間距離不保持」という違法行為になります。

さらに、ハイビームやクラクションなどの威嚇は
昔の警察では、取り締まることすらできませんでした。

ですが、今では罰則が強化し「危険性帯有者」と判断されたときは
累積点数に関係なく180日間免許停止になってしまうのです。

これが、トラック運転手だったら死活問題ですよね。

さらに、各都道府県の警察は地域によりヘリコプターで
監視をして取締り煽り運転撲滅に力を入れています。

さらに、煽り運転は「暴行罪」になる可能性もあります。

煽り運転罰則強化まとめ

・煽り運転は180日間の免許停止になった

・暴行罪が適用される

煽り運転をする人の心理って?

車の運転をしていると「イライラ」「ストレス」などがつきものです。

特に、前方に制限速度以下で走行する車がいたら
そのイライラは人によっては爆発するかもしれません。

仮に、周囲に何もなくて想いのままアクセルを踏むことができれば
車の性能を体感でき気持ちよく感じるかもしれません。

しかし、気持ちよく走っていたところにノロノロ走行する車が
目の前に現れれば、「自分の行動を邪魔された」と思うのでしょう。

実は、車の運転というのは、怒りにあふれていて
イギリスの研究によると85%は怒りによって交通事故を起こしているのです。

確かに、不注意もあったりしますが
多くは怒り任せの運転が多いということでしょう。

こういう人は要注意?!煽り運転予備軍とは?

あなたはこういう経験はないでしょうか?

いつもは、温厚で気さくな人が
一度ハンドルを握ると人格が変化する人。

歩行者などに舌打ちをしたり他の車に対し
車内で文句をいったり暴言を言っている人は本当に要注意です。

では、どうしてそんな変化が出るのかを解明していきましょう。

実は煽り運転をする人の多くは「ドレス効果」により
人格が変わっていると考えられます。

ドレス効果とは、簡単に言えば制服を着たり
洋服を着ることで別人格になるという効果のことです。

良い例で言えば、警察官や消防士が勇敢に仕事ができるのも
ドレス効果だと言われています。

これを車に当てはめれば「パワーのある車や車体の大きな車」に乗ると
その車の強さを無意識に自分と重ねてしまい自分は偉いという勘違いをしてしまうのです。

私は、その逆でパワーのない車に乗ると
格上の車と競い合いたくなる性格のようです。

私のような人の場合は「買えない車への嫉妬」による心理が
とても強いのだと感じます。

逆に、私の場合は、パワーのある車に乗ると
ものすごく親切になり譲り合い意識が高くなるようです。

私の場合はパワーのある車に乗ると
なぜか、安心感が高くなり心にゆとりができるのです。

これは無意識でやっているのですが
ドレス効果で気が強くなる人も同じことが起きます。

余り耳にしないかもしれませんが、ハンドルを握って強気になる人は
軽自動車などの車に乗ると「逆ドレス効果」が生まれることがあるそうです。

煽り運転とは?

1.車間距離を異常なほど縮める

2.執拗に追い回す

3.蛇行運転をする

4.ハイビームやパッシングをする

5.激しくクラクションを何度も鳴らす

6.目標の車の前に出て急ブレーキをかける

煽り運転は、非常に危険な行為なので警察も取締は
かなり強化しているようです。

煽り運転の典型的なものは、車間距離を異常なほど近くて
蛇行運転やパッシングを何度もするという行為です。

最近では、ただ接近しただけでも「煽り運転だ」と
そのように思う人もいたりします。

しかし、基本的には上記1~6の行為がセットとなります。

「車間距離不保持」は、速度が出れば出るほど危険な運転で
2017年では6139件の人が検挙されているのです。

まとめ

 

煽り運転の話になると「煽ったほうが一方的に悪い」と
そのような話になりやすいですよね。

でも、実際には煽られる側にも問題があったりします。

煽られたときは、何か自分が問題を犯していないかを
よく考えてみると良いかもしれません。

煽られたときは、腹いせに急ブレーキをかけるのではなく
先に行かせるなどして譲る気持ちも忘れないようにしましょう。

車を無理やり止められた場合は、ドアをロックして
窓を2センチだけ開けて、警察に電話をするというアピールをしましょう。

そうすることで、90%の割合で相手はどこかに行ってしまいます。

今後運転をするときの参考になればと思います。