ゴールド免許を保有している人は
全体の約4割から6割と言われています。
ゴールド免許の場合は、いろいろとお得な利点や特典があります。
このページでは、ゴールド免許が剥奪される条件と
事故を起こしてもゴールド免許は剥奪されない理由について紹介します。
この先を読むことで、ゴールド免許の利点や
どのような条件で剥奪されるのかがわかるようになっています。
ゴールド免許とは?
運転免許証には「グリーン」「ブルー」「ゴールド」の3種類があります。
これらの色は、運転免許証の有効期限の帯の部分の色を示し
その色によって、ゴールド免許とか言っています。
まず「グリーン免許」とは、初めて免許証を取得したときに
最初に手にする免許証となります。
運転免許証の更新は取得したときから3年間は
運転免許証の有効期限の帯の部分が緑色です。
たとえば、平成2年7月1日生まれの人が平成25年8月5日に免許証を
取得したとすれば、次の更新が平成28年6月1日から
同年8月1日までに更新をすることになります。
運転免許証は、生まれた月の1ヶ月前でも
1ヶ月後でも更新は可能です。
最初の更新時は、「初回講習」を受ける必要があります。
これは、運転免許歴5年未満で運転免許取得した後に初めて
更新をする人や軽微な違反が1回以下の人が受ける講習です。
初回更新によって運転免許証の有効期限の帯がグリーンからブルー変わります。
ですが、グリーン免許証でも更新期間までに中型などの免許を取得したら
初回更新を待たずにブルーになります。
ブルーの免許証が交付され有効期間が満了するまで
違反がまったくなかった場合は、ゴールド免許になります。
有効期間の帯がブルーからゴールドの免許証が交付されます。
さらに、免許証の更新が近づいてくると免許更新のお知らせのハガキには
免許更新の区分が明記されているので更新後の免許証の有効期間がわかります。
運転免許証の色と有効期限
免許証の色 | 運転者区分 | 有効期間 | 年 齢 | 内 容 |
金 色 | 優良運転者 | 5年 | 70歳未満 | 免許の継続期間が5年以上で 過去5年間無事故・無違反の運転者 |
4年 | 70歳 | |||
3年 | 71歳以上 | |||
青 色 | 一般運転者 | 5年 | 70歳未満 | 免許の継続期間が5年以上で、過去5年以内に 軽微な違反(3点以下)が1回の運転者 |
4年 | 70歳 | |||
3年 | 71歳以上 | |||
違反運転者 | 3年 | 年齢問わず | 免許の継続期間が5年以上又は5年未満で、 違反・事故が複数回ある運転者 |
|
初回更新者 | 3年 | 年齢問わず | 免許の継続期間が5年未満で、過去5年以内に 軽微な違反(3点以下)が1回の運転者 |
ゴールド免許証の利点とは?
・有効期間が5年になる
・運転免許証の講習が1時間から3分に短縮される
・更新費用が3300円から3000円に割引される
・一部の自動車保険で保険料が安くなる
・レンタカー代が安くなる
・別の地域でも運転免許更新が可能
ゴールド免許証の利点は、運転免許証の有効期間が5年になります。
結構長いので、有効期間を過ぎないように
適度にチェックする必要があります。
さらに、運転免許証の講習が1時間から30分も短縮されます。
事故の事例のビデオや飲酒運転はしてはいけないなど
いろいろと説明するのが講習です。
違反をしてしまうと1時間講習で、ビデオも
ヤラセ満載の事故事例や安全に関する説明を長々と聞かされます
さらに、運転免許証更新の費用が3300円から3000円と安くなります。
一部、保険料が安くなる保険がありますが
どれくらい安くなるのかは以下の表を参考にしてくださいね。
ゴールド免許で安くなる保険料
保険会社 | ゴールド免許割引率 |
---|---|
損保ジャパン日本興亜 | 7~12% |
三井住友海上 | 8~10% |
ソニー損保 | 10% |
共栄火災 | 5~13% |
SBI損保 | 最大19% |
一部のカーシェアでは、ゴールド免許だと
レンタカー代が安くなります。
運転免許証は基本的に住所地を管轄する
免許更新センターで手続きをします。
中には出張で免許証の更新ができない人もいますよね。
そういう人は、有料運転者のみ全国の都道府県を経由して
免許証の更新ができます。
たとえば、東京から兵庫県に出張に行き出張先で
免許証の更新をしないといけなくなっても現地で更新ができるのです。
ゴールド免許剥奪の条件
ゴールド免許は、1回の軽微な違反であっても
更新後からはブルーになります。
たとえば、駐車違反をしてしまってもゴールドからブルーに変わります。
「優良運転者は軽微な違反でも3ヶ月でリセットされるはずでは?」
確かに、ネットで調べてみると
そのような誤情報を見つけることがあります。
私自身の経験談で、ゴールド免許だったのですが
駐車違反をして捕まり、次回の更新でブルー免許になりました。
更新までの期間は半年以上もあったにもかかわらずです。
残念ながら、軽微でも
違反は違反なのでブルーになるのです。
そもそも、ゴールド免許を取得するには
どんな基準があるのかを知る必要があります。
ゴールド免許は免許更新年の誕生日から40日前を基準として
5年間は違反をしていない場合は、ゴールド免許を
取得することができるとされています。
過去5年間に1度も違反をしなければゴールド免許なので
1度でも違反をしてしまうと、ゴールドではなくなるということです。
つまり、軽微な違反でもゴールド免許からブルーになるということです。
確かに、優良運転者の軽微な違反に関して
3ヶ月でリセットされるという特例もあるのは事実です。
しかし、違反点数はあくまでも行政処分を受けるかどうかなので
免許証の更新に関しては関係はないようです。
つまり、ゴールド免許の更新は過去に5年間違反がなかったかどうかなので
3ヶ月でリセットされるという特例は、ほぼ効力がないと見て良いでしょう。
優良運転者は3ヶ月で違反がリセットされるのは本当?
優良運転者は軽微な違反でもリセットされるという意味が
理解できていない人は意外にも多いようです。
リセットというのは、基本的に行政処分の判断をする
累積違反点数についてだけです。
つまり、違反を犯したという履歴自体は消えることがないのです。
違反点数と違反の履歴は全くの別物で違反点数が0点でも
次の更新ではブルー免許になることもあります。
また、優良運転者の場合は、過去に2年以上無事故無違反で軽微な違反に関しては
3ヶ月間無事故無違反の場合は違反点数をリセットすることができます。
結構ややこしいのですが、あくまでも
「過去2年以上無事故無違反の人」が対象であって
ゴールド免許保持者ということではありません。
まとめ
軽微な違反でも、その代償はとても大きいものといえます。
ゴールド免許には、色々なメリットもあるので
交通ルールをしっかりと守り、ブルーの人は
ゴールド免許を取得していただきたく思います。