2018年7月19日に発売となった新型フォレスターですが、やはり新型となるとスペックについて気になってきますよね。
そこで、新型フォレスターのスペックについてまとめてみました。
走行性能や安全性能など、様々な角度から検証していきましょう!
もくじ
上質とアクティブなデザインのSUV
引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/
先代フォレスターのワイルドなデザインから一新、上質な高級感溢れる印象へと変貌しました。
SUBARU初となるハイブリッドシステムの搭載や、新機能が付いたアイサイトなど、最新技術が盛り込まれているほか、アウトドア派から注目を集めている「X-BREAK」グレードの存在など、運転の楽しさをさらに追求したモデルとなっています。
高い走行性能と安全性能を誇っているフォレスターが、さらに近未来的に進化を遂げたのです。
エンジンのスペックは?
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新型フォレスターのエンジンは、SUBARU伝統の水平対向エンジンが採用されています。
「Touringu」「Premium」「Advance」の3つのグレードでは、「FB25型2.5L直噴DOHCエンジン」を搭載。
ハイブリッドタイプの「Advance」には「FB20型2.0L直噴DOHCエンジン」に、モーターアシストが追加された「e-BOXER」が搭載されています。
○最高出力
・FB25:136kW(184P)/5800rpm
・e-BOXER:107kW(145ps)/6000rpm
○最大トルク
・FB25:239N・m(24.4kgf・m)/4400rpm
・e-BOXER:188N・m(19.2kgf・m)/4000rpm
発売時点では、今まで支持されていたターボの存在は発表されていません。
しかし、プラットフォームやエンジンの変更により、加速性能や高速走行時に安定した走りを見せる作りとなっています。
また、Advanceに搭載されているモーターは、発進時や追い越し時に加速をアシストしますので、ターボ車に似た走りを演出してくれます。
ターボ車の発表が無くて残念に思っていた方は、ぜひ一度Advanceを試乗してみてくださいね。
◆新型フォレスターの燃費
先代のフォレスターにはハイオク車がありましたが、今回発売された新型フォレスターはすべてガソリン車のグレードとなっています。
燃料タンクは「Touring」「Premium」「X-BREAK」で63L、「Advance」で48Lです。
燃費性能が以前よりも向上しており、それぞれ14.6km/Lと18.6km/Lとなっています。
レギュラーガソリン130円/1Lと換算すると、一度の給油で6,240円~8,190円ほどの燃料費となりますね。
新型フォレスターは1度の給油で約900kmの走行が可能ということになりますので、長距離の運転でも給油回数が少なく済みそうです。
パワートレインのスペックは?
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車体の軸ともいえるパワートレインについても、SUBARUのこだわりが見えてきます。
前述した「2.5L直噴DOHCエンジン」と「20型2.0L直噴DOHCエンジン」をはじめ、様々な機能が新型フォレスターの魅力となっていますのでご紹介します。
〇トランスミッション
縦置きチェーン式無断変速機「リニアトロニック」を採用。
マニュアルモードを搭載した7速CVTを搭載しているので、意のままに車を操る楽しさを味わえます。
〇サスペンション
前輪が「ストラット式独立懸架」、後輪が「ダブルウィッシュボーン式独立懸架」となっているため、安定した走行をサポートします。
〇ブレーキ
放熱性の高い「ベンチレーテッドディスク」を採用しているため、冷却効率と制動力の向上を実現しています。
さらに今回の新型フォレスターから、インプレッサをベースにしたプラットフォーム「スバルグローバルプラットフォーム」が採用されています。
インプレッサは、SUBARUがその歴史を大切に守ってきた、SUBARUの顔と言っても過言では無い車です。
そのインプレッサのプラットフォームを採用することにより、「SUBARUらしい走り」がより一層強くなったフォレスターが完成したのです。
新型フォレスターのエクステリアを紹介!
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スポーティーな印象だった先代のフォレスターから一変し、重厚感のある上質なデザインへと変貌した新型フォレスター。
「ダイナミック×ソリッド」という、SUBARUが考えた「愉しさ」と「安心」を意味するコンセプトのもとデザインされています。
上品な印象を取り入れたのは、今回のフォレスターのターゲットに「ファミリー層」が加わったためでしょう。
曲線的なアウトラインが、美しく繊細で、そのうえ力強さを感じさせます。
「Touring」と「X-BREAK」には17インチアルミホイール、「Premium」と「Advance」には18インチアルミホイールが標準装備。
また、より一層上質感が強いPremiumとAdvanceには「メッキ加飾」が施され、アウトドア派から注目を集めているX-BREAKには「ルーフレール」が標準装備となっています。
どのグレードもそれぞれの特徴を活かした魅力を持ち合わせているのです。
インテリアを紹介!
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インテリアのデザインも一新され、インプレッサと共通のインテリアとなりました。
Touring・Premium・Advanceは、ブラック基調のシンプルなデザインで、ファブリックと合成皮革が使用されています。
PremiumとAdvanceはオプションで本革シートへ変更が可能で、その中でもAdvance限定のオプション、ブラウン配色の本革シートが話題を呼んでいます。
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一方アウトドア色の強いX-BREAKは、エクステリアと同じコンセプトカラーのオレンジをステッチや加飾パーツに施し、アクティブで遊び心あるおしゃれなデザインとなっています。
撥水ファブリックのシートを採用しており、アウトドアで使用すると想定した工夫が魅力的です。
そのため、以前からのフォレスターファンや、アウトドア・スポーツ好きの方からの注目を集めています。
室内空間の特徴は?
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魅力的な変化を遂げたのが、後部座席周辺です。
前席・後席との間が広くなり、後部座席の使用が快適になるよう改良されました。
ドアの開口部が広く、チャイルドシートやベビーカーの積み降ろしも楽に。
さらにUSBポートが後席にも設置されていて、前席の背面ポケットと合わせて、後部座席に座る方の利便性を考えた嬉しい設計となっています。
また、荷室も広く開放的な作りが魅力です。
積載量が520Lと大容量なうえ、後部座席が分割加倒式となっているので、長いものや大きいものも楽に積載が可能です。
荷室ボード後端からフロントシートまでは185cmあるので、スノーボードやゴルフバックはもちろん、車中泊だって可能な広さなんです。
バックドアには「パワーリヤゲート」が搭載されており、スイッチ一つで開閉出来るため、荷物が多くなりがちなファミリー層にも嬉しい作りに。
お出掛けが楽しくなるような、そんな機能を盛り込んだ車へと変身を遂げたのです。
走行性能を分析!
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新型フォレスターのプラットフォームには、「スバルグローバルプラットフォーム」という、次世代のプラットフォームが採用されています。
迅速かつ正確なステアリング操作を可能とし、SUVの重心の高さを感じさせない、快適な走りを実現しているのです。
低重心で左右前後にバランスのとれた「シンメトリカルAWD」と路面状況に応じたトルク配分を行う「アクティブトルクスプリットAWD」。
さらに、滑りやすい雪道や砂利道であっても、モードの切り替えで走破出来る「X-MODE」。
フォレスターにはたとえ悪路であっても、安心・安全な走行を可能とする、SUBARUならではのこだわり抜いた機能が満載なのです。
安全装備を紹介!
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先進安全装備「アイサイト」の存在は、もうみなさんもご存じかと思います。
今回の新型フォレスターには、Ver3に新たな機能が搭載されました。
全グレードに「ツーリングアシスト」が搭載され、高速道路や渋滞での単調な走行のサポートをしてくれます。
ステレオカメラによる先行車と車線の認識、適正なアクセル・ブレーキステアリング制御機能を自動で行います。
0~120km/Lの広い速度域の間で使用が可能なんです。
また、歩行者や障害物を検知し警告、ブレーキや減速措置を行う「プリクラッシュブレーキ」や、「後退時自動ブレーキシステム」、「誤発進抑制制御」など、ぶつからないための制御機能も充実しているため、安心・安全な走行を実現させています。
これも、SUBARUならではの嬉しい機能ですよね。
グレード構成を紹介!
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新型フォレスターのグレードは全部で4種類。
ベーシックな「Touring」、上質な「Premium」、アクティブな「X-BREAK」、そしてハイブリッドエンジン搭載の「Advance」です。
自分の好みやライフスタイルに合ったグレードを選ぶことが出来るのが、新型フォレスターの魅力のひとつでしょう。
車体価格は下記の通りです。
・Touring:2,808,000円~
・Premium:3,024,000円~
・X-BREAK:2,916,000円~
・Advance:3,099,600円~
先代と比べると少々価格が上がったように思えますが、新たなプラットフォーム、ハイブリッドシステム、走行性能や安全性能の機能向上などを考えると、納得の価格ではないでしょうか。
新型フォレスターのスペックまとめ
新型フォレスターの変更点や魅力をまとめてみました。
- グレードはTouring・Premium・X-BREAK・Advanceの4種類
- エンジンは2.5L直噴DOHCと2.0L直噴DOHC+モーター
- 上質で高級感のあるエクステリア
- インプレッサと共通で高級感のあるインテリア
- 後部座席の快適性が向上
- 新しく「スバルグローバルプラットフォーム」が採用
- シンメトリカルAWDと「X-MODE」により走破性がさらに向上
- アイサイトに「ツーリングアシスト」が搭載
エンジン、プラットフォーム、エクステリア、インテリア。
主要部分のすべてを一新し、走行性能や安全装備は新技術を取り入れ完成された新型フォレスター。
その様はまさに「進化」と呼ぶにふさわしいでしょう。
シンプル・上質・アクティブ・ハイブリッドと、自分の好みやライフスタイルに合ったグレードを選べるのも魅力ですよね。
また、ターゲット層に「ファミリー層」を加えたことにより、元来のフォレスターファンに加え、家族世帯からの注目も集めています。
今後、さらにフォレスターファンが増えることでしょう。
新型フォレスターの口コミや話題についても、注目していきたいと思います。